Mount & Blade II: Bannerlord

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Skatagiri

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Japanse Translation Files for De Re Militari/戦略論日本語ファイル

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デレミリタリ (以下, DRM) 日本語化ファイルです. 対応バージョンはダウンロードページに書いてあります. 参考画像の兵士ツリーはめんどくさくなったので一部しか掲載してません. これだけしかないわけではありません.

# Mod 本体の解説兼個人的レビュー

興味なかったら飛ばしてください

(v4.2.4現在の話)

M&B2のキャンペーンモードでは, 低レベルの兵士は鎧を着込んだ高レベルの兵士にとっての踏み台にしかならなくなり 戦闘終盤の負け確状態でも退却せずにろくな装備もない大量の新兵をカタフラクトに虐殺されるために出してきます. 一般兵と貴族兵のツリーも差別化がうまくいっておらず, 結局最高レベルの兵士をいかに揃えるかということに終始してしまいます. このマンネリ展開を打開するために, このmodでは兵士のツリーを大幅に変更し, エリート兵と徴募兵や非正規兵の役割分担を試み, 戦場に現実の中世らしい混成軍をもたらします. ここまでが作者のページに書かれている作者の不満とmod作成モチベーションの大意です.

バニラでは各勢力ともに正規兵・貴族兵の2種類, それといくつかの小規模勢力や傭兵の兵種ツリーのみでしたが, DRM は各勢力のツリーを浅くする一方で横に広げて多様性を増します. 大まかに言って, 各勢力のツリーは主力歩兵・主力騎兵・精鋭歩兵・精鋭騎兵・軽装で安上がりな非正規兵 (アウクシリア・傭兵団・懲罰奴隷兵・寄せ集めの徴募兵) という役割分担がなされ, 最大でも3段階程度までのアップグレードになります. 特に精鋭兵はアップグレードしないものもあります. 一方で他のツリーに接続するルートも用意されているので複雑になっています.

これらの文化背景について作者独自解釈による追加設定が公開されていますが, 長いので訳しません. かいつまんで紹介します.

* 他勢力の軍制を部分的に取り入れて生まれた兵士がいくらかいます, 例えばクーザイトはカタフラクトを導入しています
* カルラディア帝国は長く覇権国家として君臨していただけあって, 正規兵ツリーが充実し, さらに非正規兵であるアウクシリアも導入されています
* 帝国の3つの派閥それぞれで雇える兵の比率が異なるなど, 差別化が図られています
* クーザイトとスタルジアの国境周辺には (前作Warbandにも登場した) 弓に優れたヴァエギール人が定住しています. スタルジアとクーザイトどちらにとっても, 彼らは戦力の補強になります
* 帝国領を占領して成立したヴランディアは, 帝国の伝統を多く受け継いでいます. 帝国の軍制を模倣したヴランディア人の傭兵ブランディコンが存在します
* ヴランディア南部では (前作にも登場した) ロドック人のクロスボウ兵を雇うことができます

各兵種には以下のような役割を当てているらしいです (Medieval II: Total War を意識している?)

* 最も一般的で数的に多くの軍隊の主力となる「槍兵」
* 槍兵より野戦での近接戦に特化した「パイク兵」
* 脆いが適切な間合いで攻撃すれば効果を発揮する「散兵」
* 古代風の密集隊形で近接戦を制する「重歩兵」
* 歩兵の隊列をこじあけることに特化した「突撃兵」
* 弓やクロスボウで遠距離攻撃に特化した「弓弩兵」
* 重装甲や高い火力はないもののいろいろな用途のある「軽騎兵」
* 軽騎兵と弓騎兵の中間的な役割の「乗馬散兵」
* 馬鎧を持たないためやや脆いが火力と機動力のある「弓騎兵」
* ランスチャージに特化した「突撃騎兵」
* 重装甲で最も大きな破壊力を持つ「カタフラクト」
* 通常の歩兵より装備の充実した「近衛兵」

全体的にツリーが浅くなるのでアップグレードでどんどん強くしていく楽しみは薄れますが, 前述のような新兵を狩る消化試合に出くわす可能性が減り, 役割分担を活かす戦い方を楽しめます.



# インストール方法


Mod管理ツールを使用している場合は, mod本体もこのファイルも通常の方法でインストールできます. Mod本体の動作のために, Realistic Battle Mod, ATC もインストールする必要があります. 加えて, 文字化け防止の為に私の作った Correct Localization JP を使用することをお薦めします.

以降は手動でインストールする際の手順です.


1. DRM本体をインストールしてください, RBM, ATCという2つの依存modも忘れないでください. Better Pikesは, なくても動作しますが, 作者は推奨しています.
2. この日本語ファイルをダウンロードし, M&B2 インストールフォルダの Modules の同名のフォルダにコピーしてください. 例によってmod本体の一部のXMLファイルを上書きしないと翻訳を徹底できません. Mod Organizer 2 でオーバーライドするのも有効です (私の書いたやり方の解説)


* 上書きが必要な箇所は (なぜか) 大量に追加されているクラン名の翻訳です. クラン名が英語表記のままでいいやという人は上書きしなくても問題ありません
* RBMとDRMはいろいろなmodで互換性パッチが公開されていますが, それぞれの互換性パッチに対応してXMLを書き直す必要があるため, 互換性パッチと上記の翻訳のための上書きは両立できていません
* 文字化けが発生する場合は, Correct Localization JP を試してください.
* 別のmodに上書きするインストール方法のmodの管理はMod Organizer 2 (MO2) を使うと比較的安全です (私が以前書いた解説)



## ロード順

以下のような順でロードしてください. 守るのはあくまで順序だけなので, 間に別のmodが挟まっていても, 競合するものでなければ動作すると思います.

Realistic Battle Mod (RBM)
Adonnay’s Troop Changer (ATC)
* De Re Militari

DRM にはATCの設定ファイルも含まれているので, ATCの後にDRMをロードするのが望ましいと思います

RBMなしでも動作はしますが, 一部の兵士の装備がおかしくなるので**事実上必須**です.

Better Pikes は必須ではありませんが, バッタニアなどパイク兵が強みの勢力を楽しくできるので推奨とのことです. ちなみに Better Pikes の作者は, Better Pikes を使うなら Breakable Polearms も併用したほうがいいと書いています.

## 互換性について

mod本体の作者の記述の要約です

* 本体ベータ版 (アーリーアクセス版) - 管理が大変なのでベータ版のサポートは打ち切りました
* Freelancer - そもそも作者が更新を停止したので, 互換性がありません
Serve as Soldier - XML の一部を書き換える必要があります
Changing Culture - ― バニラの兵士が出現するおそれがあります
Calradia at War - パワーバランスが崩れます. 第三者作成の互換パッチがあります
Calradia Factions Enhanced (CFE) - ツリーを根本的に変えるという点で競合します
Balanced Tournament Armor - RBM/DRMに同様の変更が取り込まれているので使う必要はありません. 使ってもいいですがなんか細かい不具合が発生すると思います
Calradia Expanded (CE)/Calradia Expanded Kingdoms (CEK) - 両者の後にATCとDRMをロードすれば動作すると思われます. しかし, 特にCEKは大量に新しい勢力を追加し, ゲームバランスの思想もDRMとは全く異なるので動作するだけでゲームバランスは保証できません. modの作者自身は今のところこれらと互換性をもたせる予定はないと言っています.